一茶のことがふと。


一茶のことがふと。


こころからしなのの雪に降られけり      小林一茶



世の中に孤独な人が百人いて、百人の孤独な人を政治の力
で救おうとしても、百人の中の一人は孤独から救うことが
出来ない。そんな孤独な一人を救うために小説がある。と
ある書籍の片隅にこんな言葉が記されていました。どなた
が言われた言葉なのか不明なのですが、孤独な一人を救う
ために小説があるならば俳句はどうなのか。二十一世紀の
世の中も孤独が蔓延している様子。俳句も孤独な一人を救
える。一筋の希望の光のように思うのですが。
郷土の大先輩俳人小林一茶。親の遺産相続でのトラブル、
江戸へ出ての差別や偏見。離婚、子供の死。また、火事に
よる家屋の焼失と波乱の人生でした。二万二千句余りの俳
句作品にはその時々の一茶の思いが反映されており、一茶
の苦難の道筋が見えてきます。冒頭で「孤独な一人の人を
救う」と書きましたが、小林一茶も俳句により救われたので
はないかと思うこの頃です。


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