2022年12月31日
今年最後のそして・・・。
去年今年貫く棒の如きもの 高浜虚子
今年最後のブログ更新となりました。
ネット上にレコード大賞の大賞受賞者一覧がありまして、
思わず見てしまったのですが、2000年代から英語名の
楽曲が多くて、しかも知らない曲も多々あり、
ちょっとつまらないと思うのです。
また、今日の紅白歌合戦にしても若者受けを狙ってか、
知らない曲が目白押しで、こちらも見ないことにします。
と、いうことで今年は静かな年越しでございます。
最近の歌謡曲は個室化が進んでテレビやラジオ、
いや、ネット上,スマホなどあらゆるところから音楽を
聞くことができ、個人の好みで選曲できるので
これはこれで面白いのですが、国民が誰でも知っている
楽曲、歌謡曲がないのは寂しいですね。
で、今日の一句は高浜虚子大先生の名句を。
何でもこの句はラジオの座談会とかで生まれたようで、
去年今年という形の無いものに棒という形を与え、
それを貫くと表現した強い意志を感じさせる。
そんな名句とともに今年最後の
ブログ更新にしたいと思います。
それでは皆さん、良いお年を!!。
Posted by ねこはる at
19:23
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2022年12月30日
あと一日で・・・。
寒波来る丘に宇宙の観測所 遠藤和彦
今年もあと一日で終わりですね。
利用者さんたちは家族と離れて施設で新年を迎えることになります。
もちろん、ご家族がお正月に来て下さる方もいます。
コロナウィルスの影響もあり、施設の中でなく
窓越しとか、玄関で会話を交わすことになりますが、
家族に会った時の利用者さんたちの笑顔は素敵ですね。
来年こそは施設内でゆっくりとご家族で過ごしてもらいたいです。
この正月は寒波が来るそうで今日の一句も寒波を扱った句に
してみました。冬の夜空の星々、研ぎ澄まされた空気の中で
輝きを増しているように思えます。
そこへ寒波となると星の輝きはさらに増すのでしょうかね。
天体観測は夢がありますね。
Posted by ねこはる at
19:26
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2022年12月29日
夕暮れ症候群。

金色の老人と逢ふ暮れの町 平井照敏
夕暮れになると必ず「家に帰ります」 「駅までの道を教えて」など
施設に入居されいる方の2,3名は家に帰りたい願望が始まります。
「今日はここに泊まることになってます。」「ご家族とは連絡取れてます。」と
お話しするのですが、夕暮れ時には特に帰りたくなってしまうようです。
なぜ帰りたくなってしまうのか、理由の一つとして「子供たちにご飯を作らなければ」
「一日の仕事も終わり会社などから帰宅の時間」だから等あります。
短期記憶が持たないため、施設で泊まることを忘れてしまい昔の記憶から
「夕暮れ時だからご飯を作る」、「会社から帰宅する」などの理由が生まれます。
施設内でもリクリエーションや軽作業に集中しているときは良いのですが、
何か他に集中するものがないと家に帰りたいとなるのです。
自宅ではそれぞれ役割を持っていた方々なので帰りたくなるのは当然のことです。
ですから、夕暮れ時もご飯の用意を職員とキッチンでやっていただきます。
そうこうするうちに帰りたい願望は止みますが、それでも帰りたいと続けた場合、
皆さんならどうします?。
Posted by ねこはる at
13:10
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2022年12月28日
餅つきだよ全員集合!!。

餅搗や明星光る杵の先 夏目漱石
皆さんこんにちは!!。
今日は施設において餅つきが行われました。
施設の庭の片隅に臼を置き杵で搗きました。
男性の利用者さんも餅つきに参加しまして
まだまだやれるぞと元気な姿を見せてくれました。
室内では他の利用者さんたちが搗かれた餅を伸餅にしたり、
餡子や黄な粉、ゴマ、納豆など餅を丸めてつけて
お昼に利用者さんたちと職員が頂きましたよ!!。
当施設を利用の方々は、認知症の方が多いですが、
皆さん、一生懸命取り組まれて美味しく出来上がりました!!。
そして、皆さん、とても喜ばれてお餅を召し上がられました。
介護職員としては、急いで食べて餅を喉に痞えないか心配でしたが、
皆さんよく噛んで餅を食べられていました。
日頃から飲み込みの悪い方でも、ご自身で好きな食べ物は
よく噛んで召し上がることができます。
もちろん介護職員が確りと見守りましたので!!。

食べかけですみません!!。
美味しくできたのでアップしてみました!!。
Posted by ねこはる at
19:17
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2022年12月27日
反抗期は要らない?。
あと数日で今年2022年もおわりですね。
今年はコロナウィルスと闘う介護職員でしたが、
来年こそコロナウィルスとさよならしたいところです。
で、もって最近ナガブロで反抗期の無い子供の話が
アップされていました。もちろん、第二次反抗期です。
識者によれば反抗期がないと自立できない
大人になるとかなんとかいろいろ語れています。
反抗期の難しい時期の子供との接し方で悩む
親御さんも多いと思いますが、僕も反抗期が無かった
方なので、どうなんでしょうね~~。
まぁ、確かに紆余曲折、多難な道ではありましたが、
確りと生きてこれましたし、この辺りは個人差があって
なんとも言えません。欧米諸国では成人年齢になると
みんな親元を離れ自立した生活をします。
日本は跡取りが家に残り、ほかの兄弟は結婚や就職で
都会へ出て自立していくというのが文化なので、
(結婚が自立に入るかは疑問です。)
第二次反抗期でなんだかんだは問題視されて
いなかったように思うのです。
個人よりも家が中心に置かれていることもあります。
色々と話は難しくなるのでここで終わりにしますが、
反抗期があってもなくても自信をもって生きていける
ように成長してほしいですね。
今日の一句
数へ日といふいちにちの暮れにけり 齋藤朝比古
Posted by ねこはる at
08:53
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2022年12月26日
麻布十番かりんとうドーナツ。
雪だるま星のおしゃべりぺちゃくちゃと 松本たかし
夜勤明けに、買ってきちゃいましたよ。
元町珈琲の麻布十番かりんとうドーナッツ
見た目がちょっとグロテスクに見えたのは
ねこはるだけだろうか、ちょっと食べずらい
感じもしますが、食べてみれば、
うん、美味しいですな。
毎日の仕事のストレス発散にはいいかも。
でも、美味しいものだからと食べ過ぎは、
いけませんね、ここは自制して、
おいしくいただきましょう!!。
Posted by ねこはる at
13:20
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2022年12月25日
平均寿命は必要か?。
動物が散らばってゐる冬銀河 茅根知子
先日のニュースで長野県の平均寿命、
女性が前回調査5年前の1位より下がって
4位にランクされました。
ランク表を見ると、数値が接近していて
ランクが下がったからと残念に思うのも
なんだかな~~と思いました。
介護施設に勤めていると90歳代の方が
大勢いますし、皆さん長寿を目指して生きて
来られたわけではないので、
長生きできたことを喜ぶ方に
そんなには喜ばない方にと、
胸の内は様々です。
僕なんかは、長生きするよりも
心の充実した人生を送れればと考えているのです。
とはいえ、長生きされてきた方々の
人生の哲学と言いますか、この仕事をしていると
気づかされるものがあって、
ここで、出会えたことに感謝しかない
そんな思いもある今日この頃です。
「平均寿命」都道府県ランキング(男性)厚生労働省
今回(2020年)
1位:滋賀82.73歳
2位:長野82.68歳
3位:奈良82.40歳
47位:青森79.27歳
「平均寿命」都道府県ランキング(女性)厚生労働省
今回(2020年)
1位:岡山88.29歳
2位:滋賀88.26歳
3位:京都88.25歳
47位:青森86.33歳
Posted by ねこはる at
08:46
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2022年12月24日
赤面のクリスマスイブ。
キリストの大きな欠伸聖夜劇 金子 敦
イエス・キリストが欠伸を!。
これだけで宗教界では大問題になりそうですが、
イエス・キリストだって人間ですから、
欠伸が出てしまうこともあるのは当然のこと。
掲載句のイエス・キリストはまだ小さな子供なので、
劇の途中で思わず欠伸をしてしまう。
欠伸をして自分の台詞を落とし
てしまわないように注意しなければなりません。
と、いうわけで、今日は大雪のクリスマスイブとなりました。
一日家の中で炬燵にあたって過ごす、そんなわけにもいかず、
雪片付けもありますし、買い物で出かけなければならないことも。
クリスマスイブの今日も転倒注意で行きましょう。
*掲載句の作者から手紙を頂いたことがありますが、
とてもきれいな美しい字で蚯蚓の鳴いた字を書くねこはるは
赤面し、ておのれの字が恥ずかしくなった思い出がございます。
Posted by ねこはる at
08:30
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2022年12月23日
海鼠、そんな日もあるさ。
階段が無くて海鼠の日暮かな 橋間石
【解説】
種類は多いが食用とするのは、真海鼠(まなまこ)など数種。
冬が旬であり、格好な酒肴となる。
内蔵からは海鼠腸(このわた)卵巣からは(このこ)が取れる。
左党垂涎の味覚。
①どのように変わりたいのか決める
②変わるために何をするのか計画を立てる
③いつまでに変わるのか期限を設定する
④自分が変わった後に何をしたいのか思い描く
人間の性格はそう簡単には変えられませんが、
ネット上で変われる自分とかがヒットしまして、
性格を変えるというよりは、自己の内面のコントロールの仕方、
そんな感じがしますね。
自信のない自分をもっと明るく前向きな方向へのコントロール。
その一方で、あるがままの自分でいたいとの思いもあるのです。
そんな気持ちの揺れを秘かに笑うナマコのような自分もいます。
ナマコという存在は、ある種哲学的とも思う今日この頃です。
Posted by ねこはる at
19:02
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2022年12月22日
冬至だぜ!!。

中七の冬至南瓜の動かざる 土井田晩聖
【解説】
二十四節気(にじゅうしせっき)という古い季節を表す言葉で、
12月22日ごろに当たり冬のちょうど真ん中である。
一年中で最も太陽が低く、昼間の短い日。
この日以降少しずつ昼間がながくなっていく。
南瓜(かぼちゃ)を食べたり、柚子風呂もこの日に入る。
※二十四節気:1年を24等分しその節目節目に名称を与えたもの。
ついに今日は冬至ですね。
一日で一番昼間の短い日です。
朝6:00に起きても外は真っ暗ですもんね。
なんか気分も暗くなりがちですが、
これから春へ向けて少しずつ昼間が長くなり、
明るい目覚めの朝を迎えることができますんで、
春遠からじの気持ちですね。
で、もって今日の一句は冬至と言えば・・・、
南瓜だろうとこんな一句をアップしました。
動かない南瓜に重量感のある
いい句だと思うのですがいかが?。
*余談ですが、作者はYouTubeで自分で
作曲したものをアップしてるとか、
それも本名で・・・。
自信ありますね。

Posted by ねこはる at
07:41
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