恋歌のごとく。

恋歌のごとく。


恋歌のごとく降りゐる春の雪     茨木和生        





俳句において立春以降に降る雪を春の雪と言います。
今回取り上げるのはとてもロマンチックな一句。
春の雪のどこか明るい感じのある風情に
恋歌のようにと表現した作者の感性に敬意を表します。
恋歌の中には出会いに喜ぶもの、あるいは別れの情景なども
唄われるのでしょうが、どちらにしても心の奥深くに
染み込むものがあります。
こんな一句ねこはるも作ってみたいですね。


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