2024年12月31日
寅さんと大晦日でございます。
ただひとり風の音聞く大晦日 渥美清
今年も数時間で終わりですね。2024年もいろいろありましたが
、来年2025年こそは進歩ある、前進ある一年にしたいものです。
ねこはるは、明日元日も仕事で出勤しなければなりません、
近くの神社やお寺でお詣りしようと思いますが、さて、今日の一句は
寅さんシリーズで有名な渥美清さんの一句。
渥美さんの句は庶民的で哀愁を帯びた句が多くありますが、
こちらの句などもそうかなと思います。師走の大晦日の寒い風の音を聞く一人の
孤独な男をまずは想像します。そして、二年参りの参道で聞く風音は今年一年を
しみじみと振り返り見たという印象を受ける一句であります。
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20:55
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2024年12月30日
べらぼうよ~べらぼう!!。
あやまちのごとく日暮れの一冬木 塩野谷 仁
いよいよ明日を残して2024年はどうしても、どうやっても終わりです。そこで~~ですね。
某NHKの2025年大河ドラマの「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜午後8時)の第一回予告編を見たのですが、主役の横浜流星さん、かっこいいですね。主役だけあっていけてますね。それも横浜流星は芸名の様で本名だとか、苗字の「横浜」は青森県に多く見られるとか、たしか横浜町という町が存在してるように思うのですが(うろ覚えですみません・・・)。ま、主役はともかく脇をしめる役者の皆さんもズラリとみてしまいましたが、やっぱり渡辺謙さんがいいですね。どう見てもブラックな田沼意次ですよ、これはこれは。ということで来年は久しぶりに大河観ようかなとは思いますがどうなるやら・・・。さて、今日の一句は落葉して裸になってしまった木々や針葉樹、照葉樹など落葉はしていなくても寒々とした感じの冬の木々。昼間の穏やかな日差しから日暮れの寒さが増してくる頃の感覚をこれはあやまちではないかと一本の冬木となりきる悲哀の一句です。
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23:29
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2024年12月29日
本年の収穫「自分のことがわかっていない」

見てゐないやうで見てゐる兎の目 飯島晴子
本年も押し詰まって後2日と数時間を残すのみとなりました。今年も様々なことがありました。
地震・台風の自然災害から人間界のいざこざまでいろいろとございましたが、
私、ねこはるの個人の本年の収穫としまして「他の人のことをとやかく言っても、自分のことがわかっていない」という言葉で自身の体験から深く感じ取りました。自分のことは自分が一番よくわかってるさ!!と啖呵を切ったところが他の方からは自分には見えていない問題点が浮かび上がりウサギの穴に首を突っ込みたいほどの思いも致しました。自分のことは分からないくせに他人のことをあーだこーだいうのは本当にやめようと思います。ikko様の言われる1人間関係腹6分、2いつも笑顔で3礼儀正しく4悪口を言わず5自分らしくいることを心がけたいと改めて思うこの2024年の年末でありました。
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16:41
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2024年12月28日
霊魂のことを考える。

口寄せに呼ばれざる魂雪となる 中原道夫
口寄せというのは、死霊、生霊、神仏などの霊体を自らの体に乗り移らせて、その言葉を語らせる降霊術の一種とされ、霊能者や巫女が行うことが多い。青森県のイタコが有名であるが、特定の地域だけでなく全国的に存在するとWikipediaには書いてございます。例えば、亡くなった家族にもう一度会いたい、聞きたいことがある。報告したいことがある場合にイタコさんや巫女さんの体に乗り移った霊魂がお答えくださるというもの。有難いというかちょっとばかし怖い思いがありますが、いかがなんでしょう。今日のこの句の場合も口寄せでイタコさんや巫女さんが呼び出した霊魂と思う存分お話をされ,心に閊えたものを取り除くことができれば喜ばしいことですし、呼び出された霊魂も喜んでくれるというものですが、
この口寄せに呼ばれなかった霊魂の思いというのはどうなんでしょうか、生きている家族から忘れられた存在となるのでしょうか。忘れられてしまっているかもしれない霊魂の気持ちを考えると、ちょっと複雑な心境でありますが、口寄せの行われている家の外は、
ただただ音もなく静かに雪が降るばかりであります。
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22:46
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2024年12月27日
叱ると怒るの違い。

叱るほか言葉を知らず蜜柑むく 木村蕪城
叱ると怒るとの違いは何だかというと、まず怒るは頭ごなしに感情をこめる。
それに対して叱るは感情を表に出さず良いところと改善すべきところを上げて考えさせる。
という違いだそうで、確かに感情をこめて怒ると怒られたことの怒りとか恐怖とかが
頭の中に残ってしまい。問題点が改善されないまま時間が過ぎて、人間関係が悪化の一路を
たどるのだそう。そして、怒るのはお互いの心にも悪影響を及ぼすそうです。
また、怒りによるストレスは体にも悪いわけで怒りをどうやって叱るに持っていくか、
勉強が必要とのこと、人の心を深く傷つけず、どのように前進させるか、
人間の心とは難しいものです。
さて、今日の一句の「叱る」は日々他者を叱ってばかりで褒めてあげることができず申し訳ないと
みずみずしく甘い蜜柑を剥いてゐる。作者の言わんとする「叱る」は
「怒る」の誤用かと思いましたが、本当の自分の気持ちをうまく表現できず叱るだけ
叱ってしまった後悔の念を感じさせる一句です。
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22:36
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2024年12月26日
くまモンもアルクマも困ってしまう。
生くることしんじつわびし熊を見る 安住 敦
先日のニュースで人間が出かけて留守の家に熊が入り込み炬燵にあたっていたとか
その家に住まわれている方はとても驚き怖かったと思います。
我が家にも猿の軍団が押しかけ屋根の上で大騒ぎされ、うんこを土産に置いて行かれた
記憶がありますが、野生の生き物の怖さを肌で感じた瞬間でもありました。
とはいえ、われら人間も獰猛な部分があって、戦争や紛争、強奪など大昔から繰り返しています。
でも、その反面他者に思いやりを持つことや優しくできる能力もあります。
そのどちらにしても人間という複雑な感情をもつ生き物の生きるべき姿はなんなのか難しい話に
なってしまうので今日の一句の生きることのわびしさの原因について、熊を見る行為により
見つけ出そうとしているのかも知れませんが、何とも難しい話をしてしまいました。
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20:58
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2024年12月25日
ワンタンはへろへろがいい。
へろへろとワンタンすするクリスマス 秋元不死男
なんだかんだクリスマスだと
お祭り好きの日本人も多いかと思いますが、
中にはキリスト教徒でもないのにとしらけ顔の方も。
今日の一句はそんなクリスマスがなんだよ!!、俺には関係ないよ!!と
思っている方々のための句であります。
どちらかと言えば庶民的な食べ物ワンタンを
すすりながらクリスマスの夜を過ごす。
なんか寂しいような気持ちもしますが、
これはこれで【私らしく生きる】上でよいかなと思います。
しかし「へろへろ」の語がワンタンらしくていいですね。
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19:34
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2024年12月24日
12月24日の思い出は何?。

水のんで心の隅のクリスマス 加藤知世子
皆様、クリスマスイブの夜をいかがお過ごしですか、
ねこはるの勤める高齢者施設も先先日にクリスマス会開催いたしました。
ボランテアのハンドベルの会の方々の美しい息の合った音色もよかったですが、
美味しいケーキを食べて利用者の皆さんでおしゃべりしていただきました。
クリスマス会大成功ですよ。さて、次は新年のレクリエーションの準備を
始めなければ、来年までもう時間がありません!!。
ここで今日の一句はもちろんクリスマスの一句。
今回の句の作者は、クリスマスの日に若いころ経験したクリスマスの出来事を思い出しています。
上五の「水を飲む」の語から、冷たい水がお腹に染みこむような思い出と想像できます。
楽しかったことなのか悲しかったことなのか作者以外にはわからないことですが、
クリスマスの夜にちょっと感傷の入った一句とも思います。
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20:34
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2024年12月23日
アベック優勝ですよ!!。
駅伝の折り返し点風花す 杉浦典子
先日の高校駅伝は長野県初のアベック優勝でした。
男子が佐久長聖高校、女子が長野東高校。
まずは両チームともおめでとうございます。
ねこはるの働く高齢者施設の利用者さん数人も優勝が決定するまで
食堂のテレビに向かい応援の声を送っておりました。
さて、今日の一句は駅伝に関係しての作品。
季語は「風花」冬の季語です。雲もなく晴れ渡っているのに雪片が舞うこと。
どのような原因でというと、山で降った雪が風に乗って
風下の山麓にやってくる。または晴天の日に一度降った雪が吹き起こされて飛ぶことをいいます。
風花は晴天の空を舞う美しい妖精のような純粋な
季語だとねこはるは解釈してますが。そんな風花が駅伝の折り返し点に舞っております。
折り返し点に最初に飛び込んできたランナーか最終のランナーかわかりませんが。
全力を出してゴールを目指します。チームワークも大切な
大一番に風花が応援するかのように舞っているのです。
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18:56
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2024年12月22日
白鳥と星一徹の関係について

白鳥は重たくて木に止まれない 田口武
今日の一句、まあ、確かに白鳥は木に止まれませんわ。
何キロあるか知らないですが、とにかく重たそう。
それに白鳥は水鳥なので当然水かきが足に付ていて
木に止まっても木の枝をつかむことができませんね。
木に止まれない白鳥を哀れに思う作者の気持ちは痛いほどわかりますが・・・。
さて、この句を掲載するに当たり調べてみたんですが、
ギリシャの全能の神様ゼウスや日本の古事記などにでてくる
神様ヤマトタケルとの関係は、古代から愛されてる水鳥だけに分かるのですが、
まさか漫画「巨人の星」の星一徹とも関係があったとはこれは知りませんでした。
ぜひとも星一徹に鍛えてもらって体重を減らして木に止まれるようにしてもらえばと
勝手なこと言ってますが、両足の水かきはどうしたもんですかね~?。
Wikipediaより。
「優雅に泳ぐ白鳥も水面下では激しく足を動かしている」という
フレーズが、漫画『巨人の星』の作中で登場人物の台詞として語られた
ことから有名になっているが、これは原作者の梶原一騎による創作であり、
実際にはそれほど激しく足を動かしているわけではない。
実際には、尻にある尾腺(英語版)から分泌される油を羽繕いで羽に塗りつけ、
撥水性を持たせている。これによって羽毛の間に水が浸入せず、
浮力を得られる仕組みになっている。
Posted by ねこはる at
19:33
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