2025年03月04日
つらい時の対処法。
かちゃかちゃとかなしかりけり蜆汁 山口青邨
皆さんおはようございますます。雪が降った後寒さが戻ってきてしまいました。ちょうど冬と春が相撲取ってるようなもんでしょうか。押しつ押されつ。寒くなり暖かくなり寒くなりやがて春らしい天候になるんでしょうね。きっと。とはいえ、最近ねこはるも仕事上のことで沈んでしまうこと多々。
そこでウェブ上の「えらせん」から「辛いことが続いたときの対処法」を紹介してねこはる自身も気持ちを盛り上げていきたいと思います。
1.一度全力で逃げてみる・・・・・・逃げるが勝ちっていう場合あるってことですよ。逃げられないときはどうすれば?
2.日光を浴びて空を見上げる・・・・・・これは確かに効果ありますね。
3.わがままに生きてみる・・・・・・・もともとわがままだったらどうしましょう。
4.完璧をあきらめてみる・・・・・・・世の中に完璧なものってないです。
5. とことん落ち込んでみる・・・・・・この手もありそうですが、落ち込んだままだったらと思うと怖いですね。
6.「未来の自分」に期待する・・・・・・人に期待するのはよしましょう。明日の自分に期待ですよ。
辛いときは、「とにかく乗り越えなきゃ!」と気合で解決しようとするより、一旦、気分を切り替えることが大切です。無理をしないで、少しずつ回復することを意識してみてくださいね。とえらせんさんはおっしゃってます。人生山あり谷あり、急ぎ足で進むよりゆっくりと歩いていきたいです。そして自分らしく生きたいと思いますね。さて、さて今日の一句は、三月から四月が旬の蜆汁。庶民的な吸い物ですが、作者はかちゃかちゃとの音に悲しいものを感じたと、これは一種の春の愁いでもあり蜆という生き物の命をいただくことへの感謝の念があるんだと思うんですがいかがでしょうか。
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08:00
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2025年03月03日
向かい合わせは❤

雛飾る向ひ合はせにしてみたり 喜田礼以子
本日はひな祭りでございますね。あいにくの雪となってしまいました。ねこはるの働く施設でも女性の利用者さんたちと女性職員がひな壇にお雛様を並べております。太平洋側だとひな祭りらしい暖かな日差しがふりそそぎ、桃の花なんかも咲き始めるんでしょうか、雪国信州では考えられない光景ですが・・・。ところ変わればですね。さて今日の一句はひな壇に飾られたお雛様ご両名を向かい合わせにしてみたという遊び心の一句。お二人とも正面向いてますから、向き合ってみると美男美女?ちょっとね~~?かはお雛様に聞いてください。はい、それまでよ。
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07:32
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2025年03月02日
みのもんたさんの美学。
春の水とは濡れてゐるみづのこと 長谷川櫂
クイズミリオネアであの渋い顔を見せてくださっていたみのもんたさんが亡くなられました。ご冥福をお祈りします。みのさんのポジティブ、&アクティブな生き方好きですね。最後にみのさんの「『正直に年を取った方がいいな』と思った。見た目はある程度、薬とか手術とか訓練でカバー出来る。でも年を取ることは止められない。一つの美学だね、俺なりの。75歳には75歳の、80歳には80歳の美学がある。『素敵に年を取りたい』、これが目標だね」(長年レギュラーを務めた「秘密のケンミンSHOW」卒業直後に)。さすが哲学のある男ですね。かっこよすぎ!!。
さて、今日の一句は「春の水」という季語を使った一句。きごさい歳時記によると「春の水というと温かくなめらかな印象がある。春になると、雪解けの水や雨で、川や池などの水かさが増す。水面は光り輝き、水音も高くなる。万物の命をはぐくむ水でもある。淡水に言い、海水には使わない。」とあります。掲載句の「濡れている」との語は水と近すぎるかなと思いますが、「濡れている」の語句により雪解けにより水量の多くなった河川や田畑の泥濘や等を思う春らしい一句と思います。
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06:59
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2025年03月01日
三月がやってきました。

三月の明るき雨の中歩く 山田みづえ
草木の芽吹きが活発となる頃だが、北国はまだ雪に閉ざされている。下旬には桜の花が咲きはじめる地域も多い。最近では多くの人が、花粉症に悩まされる月でもある。ときごさい歳時記に書かれていますが、今日から三月に突入となりました。三月と言えば高校入試、卒業式、就職活動、転居と慌ただしい月でもあります。さて、今日の一句は三月らしい句を選んでみました。三月のとなれば雪の降ることも少なくなって、代わりに雨が降るようになります。決して暗い感じの雨でなく春らしく明るい感じの雨。その雨の中を歩く足取りも自然と軽くなる。三月らしい一句であります。
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08:58
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2025年02月28日
いも欽トリオとうどんの長い関係。
おぼろ夜のうどんにきつねたぬきかな 木田千女
え~~~そうなんですか!!。昔懐かしい欽どんのよいこ悪い子普通の子で超有名になった『いも欽トリオ』の皆さん。ウエブ上の日刊スポーツに写真入りで出ておりました。何々、よいこの山口良一さんが69歳、悪い子の西山浩司さんが64歳、普通の子の長江健次さんが60歳。三人合わせて193歳!!。あのアルフィーのお三方に次ぐご高齢?だったんですね。皆さんそれぞれよい人生を送られてきたんでしょうね。まだまだ頑張るぞという顔をされてますよ。人間の大脳は一生成長するともいわれてますからお互い頑張りましょう!!。さて、今日の一句は朧夜の一句。朧夜とは、おぼろにかすんで見える月夜のこと。春の夜の月はやわらかく艶やかな感じがある。と歳時記には書かれています。こちらの句も朧夜とうどんの組み合わせ。どちらも色白で柔らかな感じがありますね。それにキツネとタヌキという面白みもあります。さて、このきつねうどんとたぬきうどんどこが違うのか?、うどん自体は同じ製法ではないかと思うのです。ただ、うどんの上に乗せる具材が違うんだと思うのですが、調べてみましたよ、キツネとタヌキの違いは、「きつねうどんは、甘辛く味付けした油揚げをのせたうどん。大阪発祥。」「たぬきうどんは、天かすをのせたうどん。関西では「はいから(そば/うどん)」と呼ばれることもある。京都では「(きざみ)きつねうどん」にあんをかけたもの。」ということで油揚げと天かすの違いでした。でも油揚げはキツネが好きとの言い伝えでわかるんですが、タヌキの天かすはちょっとわかりませんね。どうなんですか、いも欽トリオの先輩方ご存じないかしら。ご存じない。これは失礼!!。
hamu2life.com+2
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20:00
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2025年02月27日
ペンギンの離婚

コビトペンギンは世界最小のペンギンです。
前略と書いてより先囀れり 岡田史乃
ウエブ上の記事で面白いものがあったのでお届けいたします。というか当ペンギンにとっては一大事なことなんです。なんでもオーストラリア在住のコビトペンギンの夫婦は雄ペンギンの働きが悪いと離婚するらしいんです。特に抱卵期は雄ペンギンの働きが悪いと離婚して他の雄ペンギンと結婚しなおすそうで、二度目の結婚もうまくいかないと再び離婚する可能性も大いにあり、人間界ではなかなか離婚までは難しい道のりなんですが、ペンギン界はあっさりしたものです。これぞ恋愛強者というべきですな。動物界はどの種類も雌が強いんですね。参りました、降参です!!。さて今日の一句は「囀り」。春、鳥たちは繁殖期を迎え、恋の歌をうたう。これが囀。鳥の鳴声は四季を通して聞くことができるが、季語としての「囀り」は春の求愛の鳴声のこと。ときごさい歳時記にはありますが、掲載句の場合は、恋文かなんかでしょうね。愛してる~♪愛してる~~♪、今も~♪、愛してる~~♪、愛してる~~♪、いつも~ ♪空に太陽がある限り~~~~♪と囀っているんでしょう。大恋愛の末結ばれた同士、離婚の危機をうまく乗り切ってほしいですな。すみません、余計な詮索を!!。
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20:12
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2025年02月26日
心が疲れたなら。
ピカチュウが夢に出てきたらどうします?。
金の輪の春の眠りにはひりけり 高浜虚子
春眠暁を覚えずといいますが、今日も寒くて布団をでるのが億劫でした。朝早くからの仕事があると朝まだ暗いうちから出勤準備しなければなりませんから、冬の期間は特に身に沁みますね。とはいえ、施設では利用者さんが待っていてくださるので出勤しなければならぬのです!!。
でも、疲れたときは一日ゆっくり休みたいとも思うのですが、ウエブ上の「えらせん」で心が疲れた時に思い出したいこととの記事がありました。
1.何もしないことも、時には大切・・・・・確かに大切ですね。一日家にいると何かやらなければいけないのではとの葛藤があります。
2.「頑張れ」は時に毒になる・・・・・頑張るという言葉は好きなんですが、苦しいとき他人に頑張れと言われるのも嫌ですよ。
3.環境が結果を決めることもある・・・・・環境も大事ですよ。特に経済的な面で。
4.自分を責めても何も変わらない・・・・・自分を責めて体調を崩す場合がありますもん。
5.人の目を気にしすぎると疲れるだけ・・・・・これも辛いですね。深呼吸したいときありますよ。
総括、仕事に対する集中力、休む時は休むための集中力が必要なのかなと思います。集中力をつけるには、禅とかヨガとかよさそうですね。
また、あるがままの自分でありたいと思う時もあります。どちらにしても集中力は必要かなと思いました。
さて、今日の一句は春眠の句。掲載句の「金の輪」ってなんだろうかと考えてみました。イメージとして光背のようなものかとも思いましたが、
作者は春の眠りの夢の中に入ろうとしているのだと思います。さて、春の夢の中でどんな物語が生み出されるのか覗いてみたくなりますが、
これはご本人だけの秘密です。
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08:47
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2025年02月25日
伝説のコンサート。
春日傘大きな船の着くを待つ 細川加賀
先日、利用者さんの夕食の配膳中にテレビから流れてきたテレサ・テンさんの透き通った歌声。某NHKの伝説のコンサートという番組で有名歌手の過去のコンサートの映像が紹介されておりまして、中森明菜や工藤静香、中島みゆきさんのコンサートの映像まで放送されてきましたが、テレサ・テンさんもいい声してますね。食事前に聞いていた利用者さんも多くいて、よいひと時になりました。そんなテレサ・テンさんも亡くなって30年が経つんですね。時代の流れは速いものです。でも、彼女の歌声は世界各国の人々の胸に刻まれていて、特に台湾・中国・日本の人々のこころに深く刻まれているのだと思います。さて、今日の一句は春の日傘の句。日傘だと夏のものになります。春日傘は4月、晩春の暖かくなった、あるいは夏めいた気候のころに主に女性が差す日傘を言います。そんな春の日に日傘を差した女性が船着き場に来て船を待っているシーン。女性の年齢とかは分かりませんが、家族なのか恋人なのか推理したくなる一句です。
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08:57
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2025年02月24日
この村いっぱいの。

雪とけて村一ぱいのこども哉 小林一茶
皆様、お元気でしょうか。毎日寒い日が続いております。日本海側を中心に大雪であったりします。一方で太平洋側は気温が高めのようで3月に入ると梅や桜が咲くのでしょうね。こうして毎日今日の一句を更新しているとしみじみ感じることがあります。それは俳句歳時記は太平洋側の気候に合わせて編纂されていること。俳句歳時記では、2月の立春から春ということで動き出しますが、日本海側は1か月は遅れて春が来るので、立春過ぎての春は名のみの時期から暖かな日差しの中、野原にはタンポポが咲き、つくしが生えてモンシロチョウが舞っていますと頭の中で想像した光景を詠っております。俳句は客観が大切と言います。対象物を見ることによって句作する姿勢が大切なのですが、まだ冬の俳句を作っていなければいけないのか、ちょっと悩みますが、ある俳人の方は俳句は季節の初めの新鮮な場面を詠むのが良いとおっしゃってました。それもまたいいのかもしれません。今年初めて見た雪の間から覗いたフキノトウを詠むとかそんな感じが良いのかもしれません。
さて、今日の一句は一茶さんのこの句。自身の思うことを率直に俳句にしていて暖かなものを感じさせます。今の時代の少子超高齢社会に村一ぱいのこどもというのは切ないものがありますね。
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20:47
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2025年02月23日
天皇誕生日の思惑。
22世紀を見に行こう!!。
うつ然と天皇の日の竹百幹 森田詩耕
本日は天皇誕生日。今上天皇の65歳のお誕生日でございます。おめでとうございます。ついでにですが、本日はニューミュージック界の大御所中島みゆき様のお誕生日でございます。こちらは年齢を伏せさせていただきます。これはねこはるの忖度でございます。今日、2月23日に生まれた方々もおめでとうございます。人生いろいろあります。泣いたり笑ったり、楽しんだり苦しんだりとございますが、人間生きているだけで幸せでございます。なんだか、明石家さんまさんのようなこと言ってますが・・・。皆さんおめでとうございます。さて、今日の一句は天皇誕生日に関する俳句。天皇誕生日と言っても4月29日(晩春)昭和天皇の誕生日。12月23日(仲冬)上皇様の誕生日。2月23日(早春)今上天皇陛下の誕生日。と天皇陛下の誕生日ごとに季語が移って行くというちょっとややこしい、無季にしてもいいんじゃないのという季語であります。
その中で各天皇陛下に程よい距離感のある句を選んでみました。みちのくの花の天皇誕生日 対馬千代子こちらの句は、桜の花が咲くのがちょうど4月29日あたりなので昭和天皇の誕生日の一句。天皇誕生日その恋も亦語らるる 林 翔こちらの一句は、上皇陛下の誕生日に良いかと。天皇誕生日の松の花粉かな 西山誠そして今上天皇の誕生日には松の花粉もそろそろ出始めるのでよろしいかと。まだまだ、これから天皇誕生日の俳句も増えていくと思いますが、いつまでも平和な日本国であってほしいですね。そんなわけで今日の一句の天皇誕生日の句。上五の「うつ然」は「鬱然」=草木がこんもりと茂っている様。物事の勢いがよく盛んな様と辞典にはあります。天皇の日の草木が勢いよく茂っていて周囲には竹林もあり、こちらも勢いよく伸びているとここまではいいのですが、
問題は鬱蒼と茂るとの言葉に森や林の中の暗さを感じてしまいます。お化けか怪物が潜んでいるような感覚さえあります。天皇誕生日自体はおめでたいのですが、その後ろにある政治的な思惑をも感じさせる一句であります。
Posted by ねこはる at
20:52
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