2022年09月30日

遺言

「捨てられし」が母の遺言ほととぎす   亀井雉子男


遺言



「コロナ禍で面会叶はず」の添え書きがあります。
作者のお母様は老人施設に入所されていたのかなと想像します。
コロナの感染拡大を恐れて家族と入所されている方の面会が
出来なくなってしまった時期がありましたし、
臨終のときに家族が傍にいてあげることが出来ず、
また、火葬されてからでないと会えないという現状もあり、
最期を看取れないことはとても辛いことであります。
掲載句の「捨てられし」は子供側からすると、
ショックな言葉ですが「捨てられし」と遺言された
お母様の思いが季語のほととぎすに託されているのではないかと、
そんな思いに駆られた一句なのです。




Posted by ねこはる at 08:24│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。