2025年01月17日
仙人と吸入器。

仙人の飢えたる如く吸入器 栗田直美
一読、吹き出してしまった今日の一句。ま、まさか仙人が吸入器使ってたなんて、それもかなり飢えていらしたようで、霞代わりに食されていた様子。何の事情か知りませんが・・・と書きつつ吸入器というものがどんなかたちなのか、どこで使われているのかわからない面があり、調べてみました。まずは、俳句を作る人のバイブルである俳句歳時記では「昭和十年代以前の生まれの人ならば風邪の時に細かく噴き出す蒸気を口を開けて吸い込んだ経験を持っているほど、広く使われていた道具で理科の実験道具に使うようなアルコールランプを使って沸かす」と書かれていまして、(ねこはるは当然見たことないですけど)吸入器で検索すると医療用であり「薬剤やスチームを経口吸入するための医療機器のこと。喘息患者や、喉の炎症を起こした風邪の患者などに使われる。」と書かれておりました。検索した画像を見ると、お~~やはり医療用の道具だと認識いたしました。これはこれは、昭和初期のアルコールランプから大きな進化を遂げていたのですね。これはびっくり。などと書いているうちにおもいだしました!!。耳鼻咽喉科に行ったときに見ましたよアルコールランプ型ではないですけど、口を大きく開けて霧状の薬剤を吸い込んでいる人たちを!!。さぁ、これでもう納得ですね。仙人さんは、風邪をひかれていたんですね。毎日の修行で体に疲れが出たんでしょう。ゆっくりお休みください。
Posted by ねこはる at 13:54│Comments(0)